情報・システム
IT Dept.
ITシステム構築の専門家としての観点から
業務変革・競争力強化を推進する
商学部 卒
SUMIKA DX ACCENT株式会社 イノベーションチーム(出向)
経歴
2010年
住友化学システムサービス株式会社 インフラ開発部
住友化学グループの電子メールなど情報系システムの導入・更新
2014年
同社 IT戦略室
住友化学グループIT施策の海外展開に関する管理業務
2016年
同社 IT戦略室
海外グループ会社へのIoT システム開発導入プロジェクト参画
2018年
住友化学株式会社 IT推進部(出向)
国内工場のDX推進におけるプロジェクト管理
2021年
SUMIKA DX ACCENT株式会社 イノベーションチーム(出向)
最新デジタル技術の評価や業務適用可能性の実証実験の実施、ビジネストランスレーター育成研修の運営
Q 住友化学を志望した理由について教えてください。
現在は住友化学の社員ですが、もともと新卒で入社したのはグループ会社の住友化学システムサービス(以下SSS。2021年7月に住友化学に吸収合併)です。就職活動を開始した当初はさまざまな業界を検討していましたが、幼いころからものづくりとパソコン操作が好きだったこともあり、IT業界でシステムエンジニア(SE)として働きたいと思う気持ちが強くなりました。
当時入社したSSSは、住友化学とそのグループ会社向けにITシステムの開発・導入・運用・保守までを行う会社で、ここでの仕事はグループ内に特化した社内SEとしての業務が中心です。選考が進むにつれて、様々な業界のクライアントから受託した業務を行う社外SEの仕事とどちらが良いのかとても悩みましたが、先輩社員の話が迷いを吹き飛ばしてくれました。
先輩は「住友化学グループのITを活用した業務改善において、中心的な役割を担うことができ、グループの競争力向上や新たなビジネスモデルの創出に自分事としてかかわることができる」と語ってくれました。私はこの話にとても共感し、社外SEとは違う大きなやりがいがあると感じて、入社を決めました。
Q 現在の業務について教えてください。
入社以降、社内SEとして業務に携わってきましたが、技術の進展や期待される役割の変化にともない、担当する業務も徐々に変化してきています。
当初は、住友化学グループの業務システムを安定稼働させるためのITインフラの設計や、開発・導入が主な業務でした。しかし、近年はグループ内の業務変革・競争力強化のためのDX(Digital Transformation)を、ITの専門家としての立場から推進することが業務の中心となっています。
住友化学におけるDXとは、進化した最新のデジタル技術を有効活用して、業務の生産性向上、既存事業の競争力強化および新たなビジネスモデルの創出を図ることです。例えば、紙の情報をデジタル化し、収集・分析、可視化する仕組みを構築することで意思決定のサイクルを速めたり、工場にセンサーを導入しAIを用いて機器故障の予防保全に活用したり、ロボットを導入することで定常業務を自動化したりと、社内業務のあらゆる場面でITを活用した業務変革ができます。
現在は、SUMIKA DX ACCENTというグループ会社に出向し、DXを推進するために最新デジタル技術の評価や業務適用可能性の実証実験やデジタル技術を活用した業務変革を主導する人材の育成を進めています。
Q 業務のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか。
IT業界で進化した技術を早い段階でキャッチでき、さらに住友化学グループへの導入を検討し、最新のデジタル技術の活用による業務変革を提案できる点にやりがいを感じています。特に、いま所属しているSUMIKA DX ACCENTはデジタル技術の業務適用可能性の実証実験を担当する会社なので、最先端技術に今まで以上に早く触れることができ、さらに住友化学の業務内容も今まで以上に深く理解できることが、とても楽しいです。
しかし、新しいデジタル技術の業務への活用は容易ではありません。「情報漏洩に対する堅牢性が高いか」「費用対効果は高いか」など、いくつもの観点からの検討が必要ですし、現行の業務プロセスの見直しが必要となることも多いです。
新しいITシステムの導入までの道のりは長いですが、事業部や間接部門、工場、研究所、ITベンダーなど関係先と議論を重ねて、ITシステムの導入に向けて協力していく段階はとてもエキサイティングです。そして導入後に「業務がやりやすくなった」という声を少しでも聞くことができると、次の仕事へのモチベーションにもなります。
Q 仕事をする上で大切にしていることは何ですか。
「各部門の従業員の抱える課題は何なのか」「課題を解決できるのはどんなITシステムか」を常に意識して考えることを大切にしています。
たとえITシステムを導入したとしても、利用者に活用してもらわないと意味がありません。そのため、利用者の抱える課題や要望をしっかり聞き、まずはITシステム導入の目的を最初に明確にするように心がけています。すべての要望を取り入れることはとても難しいのが現実ですが、その目的を達成できるようQCD(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期)のバランスを考えて、より多くの利用者にとってより有益なITシステムを提案することを心がけています。
Q 住友化学に入社して、印象的だった仕事は何ですか。
2016年から携わった、海外グループ会社へのIoT(Internet of Things:モノのインターネット)導入プロジェクトの仕事です。現場のエンジニアの経験知に任されてきた工場機器の保全業務や製造品質安定化について、その経験知を会社としての知識(=組織知)として蓄積し、活用するためのITシステム導入がプロジェクトのミッションでした。
私自身はITシステムの要件定義、ITベンダーや海外グループ会社など関係先との各種調整といった業務を任されていました。しかし英語が苦手なうえ、工場の業務や工場に関連するITシステムの知見もあまりありませんでした。そのために最初は何もわからない状態で、心がくじけそうになりました。
しかし、現場に何度も足を運び、積極的にコミュニケーションを取っていくことで、工場業務への理解も深まり、現地の工場スタッフとも良い関係性を築くことができました。工場の方々にも助けていただきながら、目の前の業務を一つひとつ丁寧に遂行することで、ITシステム導入を終え、プロジェクトの完了を迎えることができました。「わからないときに尻込みするのではなく、一歩を踏み出して取り組むこと」の大切さを痛感した経験でした。
Q 今後の目標について教えてください。
現在、私の所属するSUMIKA DX ACCENTは住友化学グループにおいてDXを推進するために、デジタル技術の業務適用可能性の実証実験やデジタル人材の育成を進めています。DXは各事業部門・間接部門が主体となって推進していくため、ITの専門家としての目線だけではなく、今まで以上に各部門の業務従事者としての目線を持ってDX推進をサポートすることが重要になってきます。そうした目線が持てるよう、各部門とのコミュニケーションを更に重ねることで業務内容や課題の理解を深め、DXによる住友化学グループの業務変革・競争力強化にさらに貢献していきたいです。

One Day

    • 9:00

      出社、メールおよび当日の業務予定の確認

    • 10:00

      事業部と実証実験案件に関する打ち合わせ

    • 11:00

      チームでの週次進捗確認会議

    • 12:00

      昼食

    • 13:00

      ビジネストランスレーター育成研修の運営打ち合わせ

    • 16:00

      実証実験案件に関する実行計画資料の作成

    • 17:35

      退社

    • デジタル技術の活用による業務変革を提案

    • 相手の抱えている課題や要望をていねいに聞き取り確認

    • 各部門とコミュニケーションを重ね連携してDXを推進