エネルギー・機能材料研究所 研究グループ(無機材料)
ENERGY & FUNCTIONAL MATERIALS RESEARCH LABORATORY INORGANIC MATERIAL GROUP
研究者だからこそ
「Face to Faceのコミュニケーション」を貫きたい
エネルギー科学研究科 エネルギー応用科学専攻修了
エネルギー・機能材料研究所 研究グループ(無機材料)
経歴
2013年
基礎化学品研究所 無機材料グループ
高純度アルミニウムの新規用途開発、製造技術支援
2016年
情報電子化学品研究所 研究グループ(電子無機材料)
高純度アルミニウムの新規用途開発、製造技術支援
2018年
エネルギー・機能材料研究所 研究グループ(無機材料)
Q住友化学を志望した理由について教えてください。
学生時代から、将来はものづくりを通じて社会の役に立ちたいと考えていました。大学で学んだ金属材料工学を生かせる仕事をしたいという思いもあり、金属材料メーカーを中心に就職活動を行っていましたが、数ある金属材料メーカーの中で化学メーカーという異色の存在に興味を惹かれました。
当社は、総合化学メーカーなので多種多様な製品を取り扱っている点、さまざまな分野の専門家が集まっており、金属材料だけでなく幅広い視野を持って仕事ができる点、金属材料の分野で会社の中で第一人者となって働くことができる点、などに魅力を感じ、入社を決めました。
Q現在の業務について教えてください。
入社以来一貫して、高純度アルミニウムの新規用途開発と製造技術支援の業務に携わっています。
当社は世界トップクラスのアルミニウム精製技術を持っており、純度99.99%(4N)~ 99.9999%(6N)の高純度アルミニウムを生産しています。アルミニウムは純度を高めると、高伝導性や高耐食性などさまざまな特性が現れ、電解コンデンサの箔や液晶パネル、半導体の配線材料などとして使用されています。
こうした、高純度アルミニウムの特性を活かした新規用途の開発が、私の主な業務です。市場のニーズに合うような物性を持つアルミニウムを作製するための条件を、ラボでの実験を繰り返して検討し、実機試作を経て製品化につなげます。研究員自身が試作品を持って顧客を訪問し、優位性をPRすることもあります。
Q業務のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか。
私は研究部門に配属されましたが、研究・開発業務だけではなく、製造プラントに入って工程改善の検討を行ったり、展示会での説明や顧客訪問を行ったりと、さまざまな仕事を任せてもらっています。製造工程や顧客の要望を肌で感じることができるため、目標を明確にして研究開発に取り組めています。
また、私は自分が担当した開発品を製品化するところまで担当します。研究室で得られていた性能が製造プラントでは得られないなど、製品化にはさまざまな苦労があります。しかし、それを乗り越えて製品が出来上がったときは、喜びもひとしおです。
Q仕事をする上で大切にしていることは何ですか。
「Face to Faceのコミュニケーション」を大切にしたいと考えています。 新しい製品を開発するには、お客様のニーズを的確に掴む必要があります。インターネットを 使えば多くの情報を短時間で得られますが、最新の情報を得るにはお客様を訪問して、直接話を伺うのがやはり一番良いと考えています。実際にお客様と話をする中で、これまで気付かなかったような高純度アルミニウムの特性の活かし方に着眼し、製品開発につながったこともあります。また社内でも、複数人で協力して実験作業を行ったり、製造プラントで試作する際に製造技術スタッフや製造現場の方と進め方を打ち合わせしたり、とあらゆる場面でコミュニケーションが必要になります。
現在は電話、メールだけではなくSkypeも使用できる環境となり、直接顔を合わせなくても連絡を取り合うことが容易ですが、そのような時代になっても現場に出向いて、直接会ってコミュニケーションを取ることを大切にしたいと考えています。
Q今後の目標について教えてください。
アルミニウム、ひいては金属材料の第一人者として仕事を任される人材になりたいと考えています。当社にはさまざまな分野の専門家がおり、各分野にスペシャリストの方たちがいます。仕事を進めていく中で分からないことがあれば、各分野のスペシャリストの方に相談すればいろいろな知恵を出して下さり、困ったときに非常に頼れる存在だと感じています。私自身も金属工学の分野で、いざという時に頼りになるようなスペシャリストになりたいと考えています。
Q最後に、住友化学の魅力はどこにあると思いますか?
当社には、金属工学の研究者が多いわけではありません。それだけに、いろいろな仕事に専門家として関わることができます。研究・開発の仕事は、目の前の仕事に没頭してしまい、ともすれば視野が狭くなりがちですが、さまざまな分野に携わることで、ほかの分野の専門家とのコミュニケーションが活発化し、それによって、今まで気付かなかった新たな視点やアイデアが生まれることもたくさんあります。それによって、自身の専門性の幅を広げ、研究者として向上し続けることができるだという点は、大きな魅力だと思います。

One Day

    • 7:40

      出社。着替え、ラジオ体操など

    • 8:00

      朝会チーム員の実験、会議予定の確認、作業の危険ポイントの確認

    • 8:30

      実験作業

    • 11:00

      会議資料作成

    • 12:00

      昼食

    • 12:45

      安全タイム。安全に関するトピックスをグループ員輪番で紹介、議論

    • 13:00

      定例報告会。チーム内報告、他部署の方も交えた報告など

    • 15:00

      データまとめ、実験計画作成、および実験データの解析

    • 16:00

      文献調査

    • 18:00

      帰宅

    • アルミニウムを圧延加工する作業。

    • 実験結果をチーム内で報告。

    • 評価試験は地道な工程の繰り返し。