エネルギー・機能材料研究所研究グループ(電池材料)
ENERGY & FUNCTIONAL MATERIALS RESEARCH LABORATORY BATTERY MATERIALS GROUP
研究だけでなく工業化、顧客開拓まで
包括的な仕事を担える研究者を目指す
工学研究科 応用化学専攻修了
エネルギー・機能材料研究所 研究グループ(電池材料)
経歴
2016年
エネルギー・機能材料研究所 研究グループ(セラミックス開発)
2017年
エネルギー・機能材料研究所 研究グループ(正極材開発)
2018年
エネルギー・機能材料研究所 研究グループ(電池材料)
Q住友化学を志望した理由について教えてください。
当初から、総合化学メーカーを志望していました。大学・大学院で専攻していた無機化学の知識を生かせる上、有機化学など他分野の製品にも関わることのできる環境があり、研究者として強く興味を惹かれたからです。
中でも当社は、「創造的ハイブリッドケミストリー」をコーポレートスローガンとして掲げ、石油化学、有機、無機、医薬、農薬など、幅広い分野で化学製品を開発・製造していました。この事業分野の広範さに魅力を感じ、入社を決めました。
Q現在の業務について教えてください。
入社以来、エネルギー・機能材料研究所の研究グループに在籍しています。 研究所では、製造部門や事業部と一体となって、事業の拡大に向けた製品・技術の研究開発を行っています。私が現在担当しているのは、リチウムイオン二次電池用正極材の開発です。正極材はリチウムの他に、ニッケル、コバルト、マンガンなどで構成されています。その正極材における各種成分の比率や結晶構造、粒子サイズや粒子形状を制御しながら、顧客ニーズに合わせた各種電池特性の向上を目指しています。
ある仮説を立て、それに基づいた正極材の作製から電池特性の評価までを行って、仮説を検証します。そして、また新たな仮説を立てるというのが、開発における実験サイクルです。このサイクルを繰り返しながら、日々業務に取り組んでいます。
Q業務のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか。
今後、中国や欧州各国を中心に、自動車の電動化が急速に進んでいくことが予想されます。その電動化に欠かせない役割を担うのがリチウムイオン二次電池です。私が研究開発に携わっているリチウムイオン二次電池用正極材は、電池の性能を左右するという意味で、未来の社会に大きなインパクトを与える製品であると言えます。
Q仕事をする上で大切にしていることは何ですか。
相手の立場に立って考えながら、業務に取り組むことを大切にしています。 例えば、仕事の成果は、最終的にまとめて報告する必要がありますが、うまく伝えることができなければ、せっかくの成果の価値が薄れてしまいます。また、誤って伝わると、意図とは全く違った方向へ開発が進むかもしれません。それを防止するために、相手の立場を考えて伝えることが必要不可欠です。
入社当初、私は結果を示すこと意識が集中し、受け取る相手への配慮が欠けていることがしばしばで、提出する報告資料について上司から指摘を受けたこともありました。それ以来、自分の考えだけではなく、相手の立場を常に考えながらデータや資料と向き合うことを意識し、自他ともに納得するにはどうすべきかを考えて仕事に取り組んでいます。
Q今後の目標について教えてください。
目標は明確で、研究・開発から工業化、顧客開拓に至るまでの包括的な仕事を担える研究者を目指しています。特に、開発製品を自ら顧客のもとへ足を運び、売り込むことを積極的に挑戦していきたいです。
顧客の生の声を聞くことで、データ上では見えてこない本当のニーズや新たな研究・開発の糸口も見つけ出すことができ、研究者としての成長につながると考えているからです。また、自分が開発した製品について、最初から最後まで責任を持って関わりたいという思いがあるからでもあります。
まず、現在の担当であるリチウムイオン二次電池用正極材でこの挑戦が実現できればと考えています。そのため、工業化技術研究所や事業部門の方々と一体になって開発に取り組みながら、各部署の考え方、仕事への取り組み方などを日々勉強しています。
Q最後に、住友化学の魅力はどこにあると思いますか?
研究者としてインスピレーションを得られるチャンスがたくさんある会社である点です。
当社には、有機、無機、分析、化学工学など多岐にわたる分野に長けた専門家の方々が在籍されています。こうした方々との業務上での連携や、意見交換の機会に参加することで、自分とは異なった視点からの知見を得ることができます。そして、それは研究・開発に取り組む上での重要なヒントとなります。研究者にとって非常に刺激的、かつ魅力あふれる環境だと思います。

One Day

    • 7:30

      出社

    • 8:00

      メールチェック、朝会、一日のスケジュール確認

    • 8:30

      実験作業

    • 12:00

      昼休み

    • 12:45

      昼会

    • 13:00

      データ整理、資料作成

    • 15:00

      会議

    • 17:00

      実験データの整理、翌日のスケジュール確認

    • 18:00

      退社

    • 実験機器の取り扱いは安全に。

    • グローブボックスを使った実験。

    • 作製手法はチーム内で常に共有。