先端材料開発研究所 研究グループ
(分析評価シミュレーション)
Advanced Materials
Development Laboratory
Analysis & evaluation Simulation Group
「化学には世界を変える力がある」
その信念を、製品で具現化したい
基礎工学研究科 物質創生専攻
先端材料開発研究所 研究グループ(分析評価シミュレーション)分析評価チーム
経歴
2013年
先端材料探索研究所 材料物性科学グループ
リチウムイオン二次電池用正極材の電子顕微鏡法による分析
2014年
筑波開発研究所 エネルギーデバイス開発グループ
リチウムイオン二次電池用正極材の開発
2015年
先端材料探索研究所 イノベーションⅢグループ
新規事業創出のための材料開発
2015年
同研究所 分析評価シミュレーションⅠグループ 分析評価チーム
(現:先端材料開発研究所 研究グループ(分析評価シミュレーション) 分析評価チーム)
Q住友化学を志望した理由について教えてください。
高校生のときに化学という教科が好きになり、大学院では表面化学を専攻しました。就職活動の際、他の道に進むこともできましたが、勉強すれば勉強するほど、物質を創り出す基礎となる「化学」の、学問としての面白さを実感していました。化学には世界を創り出す力があり、変える力もあると思えたのです。
今後も化学をさまざまな角度から勉強し続けて、世の中を変えられるような製品を生み出したいと強く思い、化学メーカーへの入社を志望しました。もちろん、化学メーカーと言ってもいくつもありますが、当社に決めたのは、事業分野が広範かつ多岐にわたっていたからです。この会社なら化学をさまざまな角度から勉強し続けられるし、自分も成長していけるのではないかと、直感しました。
Q現在の業務について教えてください。
ある材料を開発しても、「なぜ、そのような機能・特性が現れているのか」というメカニズムについては、開発を担当した部署で解明できないことがあります。そうした材料を詳細に解析して、わからなかったメカニズムを明らかにする、というのが私の所属する分析評価チームの役割の1つになります。
私が担当しているのは無機材料の表面分析です。材料の表面における組成や化学状態を、装置を用いて分析しています。使用される用途によって、材料が必要とする機能・特性は異なり、表面特性も異なってきますから、最適な表面分析の手法も材料ごとに変わってきます。また表面は、材料のもっとも外側に位置しているため、汚染や腐食、劣化、異物の付着など、環境によって変化しやすい部分でもあります。そのため、分析自体の知識はもちろん、材料についての幅広い理解が必要ですし、分析技術についても、正確さと繊細さが求められます。
Q業務のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか。
分析は、材料開発の基盤技術となるものです。材料の開発を担当する部署は、分析によって割り出されたデータを基に、顕在化している課題にどう対処し、より用途に適した材料をいかにして創り出していくかを決定するからです。その意味で、分析は開発の方向性を大きく左右し得る、きわめて重大な役割を担っています。プレッシャーも大きい業務ですが、自分への責任の大きさを感じながら仕事ができることは、とても刺激的です。
また、分析はさまざまな材料の開発に関わることができるため、入社の際の「化学をさまざまな角度から勉強し続けられるし、自分も成長していけるのではないか」という、住友化学への希望がまさに実現できており、この部分でも大きなやりがいを感じています。
Q仕事をする上で大切にしていることはありますか。
企業の研究は、複数人でチームを組んで効率的に業務を進めることが多いです。その場合、一つのテーマにおける情報を、常に全員で共有しなければならないため、基本的なことですが、コミュニケーションが非常に大切です。
そこで私は、共同で業務を行う仲間たちが、楽しく仕事できるようなコミュニケーションを心がけています。端的に言うと、「相手の立場に立って、ポジティブな気持ちでいられるような話しかけや、受け答えをする」ということです。それができていれば、たとえチーム内で困難な課題にぶつかったとしても、心のどこかに余裕を持ちながら業務を進められるのではないかと思うのです。現在は上司や同輩のやり方を取り入れながら、自分ならではのコミュニケーション方法を模索している最中です。
Q今後の目標について教えてください。
「自分が関わっている研究テーマを、製品として最終的に世の中に出すこと」を一つの大きな目標にして、日々挑戦を続けています。これは、学生の頃から感じていた、「化学には世界を変える力がある」という信念を、製品開発を通して自分の目で確認したい、ということでもあります。そのためにも、もっと自分の興味の目を外へ外へと向けて、知識を貪欲に吸収していきたいと考えています。現在の分析業務でいえば、携わったテーマ全てが上市されることが目標ですし、それが実現できれば、本当に幸せなことだと思います。
Q最後に、住友化学の魅力はどこにあると思いますか?
「自己研鑽ができる環境にある」、このことに尽きると思います。 入社2年目のとき、知的財産権制度について深く学ぶ必要に迫られました。その際、上司や先輩の親身なアドバイスや、社内講習を受講するために業務を配慮いただいたおかげで、今では知的財産権について活発に議論できるようになっただけでなく、後輩に教えられるくらいの知見を有しています。
自己研鑽のためにやりたいことを、周囲が受け入れるだけでなく、全面的にサポートしてくれるという懐の深さが、風土として会社に根付いていると実感しています。常に自分を成長させたいと思っている技術者・研究者にとっては、うってつけの会社なのではないでしょうか。

One Day

    • 8:15

      出社。当日の予定確認・メールチェック

    • 9:00

      実験を開始

    • 12:00

      昼休み。昼食後、ランニングで汗を流す

    • 13:00

      会議のための資料作成

    • 14:00

      開発チームとの会議。情報共有や今後のスケジュールのすり合わせ

    • 16:00

      会議の結果を受けて、今後の実験計画を策定。その後、実験の片付けやメールチェックを実施

    • 17:30

      退社

    • 表面分析はたくさんの機器を使用。

    • 昼食後のランニングで気分転換。

    • 研究報告会で自らプレゼン。