工業化技術研究所研究グループ(大阪プロセス)
Industrial Technology & Research Laboratory
PROCESS TECHNOLOGY GROUP(Osaka)
安全安定操業ができ、運転のしやすい
生産プロセスの開発を追求したい
工学研究科 化学工学専攻修士課程修了
工業化技術研究所 研究グループ(大阪プロセス)
経歴
2011年入社
千葉工場 工務部 機械設計チーム
石油化学品関連芳香族の製造プラントの能力増強、合理化起業におけるエンジニアリング担当
2017年~
工業化技術研究所 研究グループ(大阪プロセス)
機能性材料の開発・工業化担当
Q住友化学を志望した理由について教えてください。
就職活動の際に、大学で学んだ化学工学を活かせる職に就きたいという思いがあった一方で、技術者として専門分野以外も多種多様な経験をしたいとの思いもありました。この2つの思いを両立できる業種として、総合化学メーカーを中心に就職先を探しました。
しかし、メーカーに技術者として就職することについて、最初は若干の不安があったことも事実です。化学工学を専攻していましたが、化学工場で作業着とヘルメットを着用して仕事することを具体的にイメージできていなかったのです。そんなとき、就職活動を通して出会った大学の先輩から、当社の職場の雰囲気や、実際に現場で生き生きと働く女性社員の話を伺い、「この会社なら安心して働ける」と確信し、入社を希望しました。
Q現在の業務について教えてください。
入社してから6年間、千葉工場の工務部で機械設計チームの一員として、プラントエンジニアリング業務を担当しました。新規技術を既存プラントに導入して競争力を強化するプロジェクトに参画し、装置仕様や工事内容の決定、工事の進捗管理などを遂行しました。入社3年目以降は、新プラント建設プロジェクトにも携わり、装置選定、サイジング・材質等の仕様、レイアウト決定等の詳細設計や、プロジェクト全体の進捗・予算管理も経験しました。
2017年に工業化技術研究所に異動し、プラントエンジニアリングの前段階にあたる工業的製法(生産プロセス)の開発を行っています。具体的には、探索研究で見い出された新規製品の製造方法について、商業生産するための課題を抽出したうえで、データ取得や設計・計算を行うなど、化学工学を駆使して合理的なプロセス開発を行っています。
Q業務のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか。
現在の部署では、生産プロセスの研究・開発を行っています。
当社は事業分野が広範であるため、生産プロセスの開発に対しても幅広い分野の知識と技術が要求されます。例えば、千葉工場は24時間連続運転で、同一プラントで同一製品群を作り続づける連続プロセスがほとんどでしたが、大阪工場等のスペシャリティケミカルの生産プラントで、はいくつかの品目をスケジュールに分けて生産する、バッチプロセスが主流です。このため、作業員のプラントへの関与も大きく異なり、製造現場やプラントオペレーションへの深い理解も必要になります。多くのことを学び、年数とともに知識が増えていくことは大きな喜びでもあります。そして何より、苦労して取り組んだプラントが完成し、製品を出荷したときの達成感と、その感覚を仲間と共有できることに、大きなやりがいを感じます。
Q仕事をする上で大切にしていることは何ですか。
安全・安定操業ができ、かつ、運転のしやすい生産プロセスを開発することを心がけています。
事故を起こさない安全なプラントを設計することの大切さは言うまでもないことですが、「作業員の方が運転しやすいプラントにする」という思いは、私が設計を担当したプラント建設後の試運転に立ち会ったときの経験から、強く意識するようになりました。プラント建屋4階という高い位置に設置した機器があったのですが、試運転時期は真冬で、海沿いの風も強く、耐えがたいほど寒い日々。私は、データ取得のため機器の側に数十分立ち会うのがやっとでしたが、現場作業員の方々は、トラブル発生時にはその対応のため何時間も作業する必要があります。そのため後日、防風壁を追加工事で設置したのですが、設計当初からもっと現場への配慮をすべきだったと、深く反省した一件でした。
それ以来、作業性について綿密に考えるようになりましたが、まだまだ十分とは言えません。日々成長できるよう、努力を続けています。
Q今後の目標について教えてください。
日々の仕事自体が、常に挑戦ですし、それらを一つ一つ、着実に成し遂げていくことが目標です。
加えて、これまで出会ったすばらしい上司・先輩の方々のように人間としても成長していきたいと思っています。エンジニアのプロとしての知識やスキルはもちろん、仕事を完成させるための粘り強さや、自ら見い出した原理に則って、必要だと思うところには妥協しない姿勢など、非常に多くのことを学びました。入社後すぐに一緒に仕事をした方々と別の仕事で再び仕事をしたときに、「成長したね」と言ってもらえるように、日々、業務に取り組んでいます。
Q最後に、住友化学の魅力はどこにあると思いますか?
先を見据えて、人を育ててくれる会社である点が、とても魅力的です。
私は、専門分野以外にもいろいろと取り組んでいきたいと思い、当社に入社しました。入社時、プラントの機械設計に携わると知ったときは戸惑いもありましたが、新しい世界にチャレンジできることを嬉しく思いました。配属後は先輩社員による教育プログラムが体系的に組まれていましたし、わからないことを質問できる上司・先輩がいたため、いつの間にか戸惑いも消え、チャレンジングな気持ちだけが残りました。その後、プロセス開発を行う現在の部署に異動しましたが、専門である化学工学に加えて入社後6年間で培ったプラントの機械設計のスキルを兼ね備えたエンジニアが活躍できる職場だと思います。
今考えると、入社から現在に至るまで、長期的かつ計画的な視野を持って、根気強く私のことを育ててくれたのだと思います。上司や先輩方に対して、感謝の念でいっぱいですし、当社はこういう観点で大切にしっかりと人を育ててくれる会社なのだと、つくづく実感しています。

One Day

    • 8:30

      出勤、メールチェック

    • 8:45

      所属チームの業務ミーティング、その日に行う実験作業の部下への指示、同僚との業務調整

    • 9:15

      担当テーマのプロジェクト会議に出席

    • 10:15

      実験に立会いし、装置内の現象を観察・データチェック

    • 12:00

      昼休み

    • 13:00

      データ解析、プラント設計資料作成、適宜実験立会

    • 16:30

      メールチェック、業務・実験結果の確認ミーティング

    • 17:20

      退社

    • プラントの稼働は事前確認が重要。

    • 業務の合間は独学の時間にあてる。

    • 会議でチーム内作業の現況を確認。