大阪工場 工務部
Osaka Works Engineering & Maintenance Dept.
「温故」だけでなく「知新」も積み重ね
幅のあるプラントエンジニアとなりたい
理工学府 機械系専攻 修了
大阪工場 工務部 機械設計チーム
経歴
2012年
大分工場 工務部 機械設計保全チーム
プラント設備の企画・プロセス開発・設計
2018年
大阪工場 工務部 機械設計チーム
Q住友化学を志望した理由について教えてください。
学生の頃から、地球温暖化などの地球規模の問題に関わる仕事に就きたいと思っていました。実際、大学院では、気候変動への影響を評価するため、黄砂や工場由来の排ガスなどのエアロゾル(大気中に浮遊する微小な粒子状物質)を検出し、三次元分布化するための解析手法やアルゴリズムを開発していました。
就職活動の際には、博士課程への進学なども頭をよぎりましたが、「川上の研究よりも、川下の生産現場でより直接社会に貢献したい」との思いが強まりました。その選択肢の一つとして、プラントエンジニアとして、設備設計という面から地球規模の問題の解決に貢献することを考えました。
当社を選んだ理由は、煙害という環境問題の解決を目的に設立された企業であり、今でも地球規模の課題解決に、製品開発の面からも、製造設備の環境負荷低減という面からも熱心に取り組んでいる企業である、ということです。また、若いうちからプラントエンジニアの裁量が大きく、仕事の一つ一つに大きなやりがいが見いだせるのではないか、と思えたことも大きいです。
Q現在の業務について教えてください。
入社して以来、工場の工務部に在籍し、プラントの機械設備の設計に携わっています。 現在は大阪工場で、染料、電子材料、化成品など幅広い分野の製造プラントを担当しています。工務部の業務は、自社の製品を生産するためのプラントを造り、さらに長く使用していくためにメンテナンスすることが主です。工務部では、機械、電気、計装、土建などさまざまな分野の専門家が活躍していますが、中でも機械設計チームは、反応釜やポンプ、自動充填機、コージェネレーション設備などを設計し、組み合わせることでプラントシステム全体を作り上げます。
設計といいながら、プラント建設の事業化検討段階における予算算出から参加し、プロセス検討の支援、工事計画・監理などプロジェクト管理全般にわたるため、業務はいわゆる「設計」だけにとどまりません。また、電気、計装、土建など他のセクションを取りまとめることも重要な業務です。
Q業務のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか。
自分が得たさまざまな分野の知識・経験を、設備設計に反映できる点に、やりがいを感じます。
機械設計の業務は、機械に関わることだけでは完結せず、化学や電気、制御、安全衛生、法規などの知見が必要となります。また、「化学メーカーのプラント」と聞くと、いわゆる化学原料の製造プラントを想像されることが多いですが、近年は、リチウムイオン二次電池用の耐熱セパレーターを製造するような、加工型プロセスを用いた大規模装置を設計する機会が増えており、精密加工やメカトロニクスの知識も求められています。
こうした、専門外のことも幅広く学ぶ必要があるため、社内に在籍している、それぞれの分野のプロフェッショナルたちと一緒に仕事をしながら知識の習得に努めています。また、個人的にも社内研修や、資格試験の受験勉強などに取り組んでいます。広範囲に知識や経験を積む機会があり、それらをプラントという形あるものに具現化できることは、大変な面もありますが、楽しいことです。
Q仕事をする上で大切にしていることは何ですか。
安全で使いやすく、かつ長く使用できるプラント設備を導入するために、設備の設計思想や保全履歴、トラブル事例などの情報を細かく収集し、仕様に反映するようにしています。
加えて、記録されていない「現場の生の情報」を得るために、できるだけ製造部門に赴き、顔と顔を突き合わせて聞くことも心がけています。聞くだけでなく、こちらも質問攻めにして、設備構成を何通りも提案したり、製造部門と綿密なコミュニケーションを繰り返した方が、彼らの満足度が高い設備を導入できることにつながります。そうした密接なコミュニケーションは、製造部門との間にとどまらず、工務部の他のチームや、他部署とのやり取りの際も同様です。プラント建設において、機械チームはとりまとめ役のため、それぞれの意見を理解し、同じ方向を向いて仕事ができるように働きかける必要があるからです。
Q今後の目標について教えてください。
当社は長い歴史のある企業のため、膨大かつレベルの高い自社のエンジニアリング情報が蓄積されています。業務の際には、社内の資料やデータを調べることで、得たい情報をいち早く、かつ詳細に知ることができます。入社直後は、そうした社内に蓄積されてきた情報を習得して、業務に活かしてきました。しかし、経験を積むにつれて「温故」だけでなく「知新」の重要性をより感じるようになりました。常に世の中の動向にアンテナを張り、目を向けておかなければなりません。例えば、IoTやAIといったデジタル技術も目まぐるしく発展しており、今後はこうした最新の研究や技術にも積極的に触れて、適切なタイミングで自分の業務に適用させていきたいと考えています。
また、会社を超えた情報交換や収集の場を増やしたいとも思っています。より客観的な視点から当社を見ることで、業界の中で自分というエンジニアがどのレベルにあるのかを把握し、研鑽し続けていきたいです。
Q最後に、住友化学の魅力はどこにあると思いますか?
プラントはさまざまな技術で構成された集合体ですが、当社も同じように、多岐にわたる分野のスペシャリストの集合体であり、高い技術力や研究開発力を有する会社です。その中で、自分の専門性のみを突き詰めていくこともできますが、多種多様なプロフェッショナルの方々と協力しながら業務を進めていくうちに、これまで全く知らなかった知識を得られることが多々あります。私自身も、入社当初は機械設計のプラントエンジニアとして、機械の知識を突き詰めていくことを想像していましたが、現在では多岐にわたる分野の知識を習得し、自己成長できることを楽しんでいます。その意味で、当社は社員のどんな可能性も伸ばすことのできるフィールドのある会社であり、大きな魅力だと思います。

One Day

    • 8:30

      出社。予定表確認、メールチェック

    • 9:00

      設計チームの定例ミーテイング

    • 10:30

      機器設計書の作成

    • 12:00

      昼食

    • 13:00

      製造課と現地で工事内容の打合せ

    • 15:00

      予算見積書作成、工事資料のチェック

    • 18:00

      退社

    • 製造部とは頻繁に電話連絡し合う。

    • プラントの現場確認はきめ細かく。

    • 予算見積書の作成も重要な作業。