親しみやすさを
大事にしながら、
社内外との
円滑な
コミュニケーションを
通して
工場の
プロジェクトを
進めていきたい
【入社動機】
「多岐にわたる自社製品を自ら売り込み、その結果、多くの産業や人々へつながる」という他の業界にない魅力
父が航空会社のエンジニアで、子どもの頃から飛行機に乗る機会も多かったことから、就活を始めた当初は航空会社から見始めました。しかし、業界研究を進めるうちに航空業界には航空会社のみならず機体メーカーや商社、金融機関など多くの企業が関わっていることを知り、そこからは航空業界にとらわれずに幅広く企業を探すようになりました。素材を扱う化学メーカーも、このときに見ていた業界のひとつです。
そして、業界研究を進める中で「自社で作ったものを売るメーカーのビジネスが、自分のモチベ―ションとしても分かりやすい」と思い至り、メーカーを志望するようになりました。
その中でも総合化学メーカーに惹かれたのは、産業の上流に位置するゆえの扱う製品の裾野の広さでした。総合化学メーカーにはさまざまな事業の柱があり、関わる分野・製品の選択肢も広がります。「多岐にわたる自社製品を自ら売り込み、その結果、多くの産業や人々へつながる」という他の業界にはない魅力がありました。
その中でも住友化学を選んだ理由は、社員の方々の誠実さや親しみやすさです。懇談会や面接で社員の方にお会いする機会が非常に多くあったのですが、社員の方々が落ち着いた雰囲気でお話されていました。そのときに、言葉の端々に誠実さや親しみやすさを感じたことから、「こんな方々と働きたい」と思い、入社を決めました。
【仕事内容】
大阪工場生産企画部 経理チームの一員として関わる、工場が取り組むべき各種プロジェクトのマネジメント
私は大阪工場生産企画部の経理チームで、経理としての会計系業務に加えて、企画系業務として「新しい建屋を作る」「老朽設備を更新する」などの工場が取り組むべき各種プロジェクトに携わっています。
私が携わるプロジェクトはさまざまにありますが、例えば「新製品を誘致する」プロジェクトであれば、私の班が担当している製造ラインを効率的に稼働させる観点で、今後の需要の見込みがあり、かつ、うちの工場で製造が可能な製品があるかどうかを検討しています。
私の仕事では、大きなプロジェクトに関わるため、私やチームの一存では決められません。そのため、工場内の他部署や本社とコミュニケーションをタイムリーかつ上手に取り、各関係者の意見を取り入れながら意思決定することを心掛けています。
【やりがいを感じたエピソード】
若手中心でのプロジェクトを担当して感じる責任の大きさとやりがい
印象に残っているのは、大阪工場の将来構想の一環である「工場再構築プロジェクト」に参加したことです。これは将来に向けた既存事業の再構築と、新生産工場の検討を進めていくとても大きなプロジェクトです。
再構築のためには撤退する事業も出てくるのですが、撤退が決まったからといって、「明日で生産をやめます」という訳にはいきません。事業撤退には、製品を供給する責任を最後まで全うする必要があり、既存顧客向けの最終生産の取りまとめ、生産終了後の設備洗浄・除害、そして不要になる施設の撤去と跡地で新たな製品を生産する工場の構想検討といった、一連の作業が工場内各部署を跨いで発生します。生産企画部ではプロジェクト全体のとりまとめ、スケジュール管理を行い、また必要になる予算確保に向けた本社との折衝も担当します。
このプロジェクトは入社2年目の後輩が主担当ですが、スケジュールや進め方を一緒に考えて進めています。また、プラントの設備に関する計画は生産企画部だけで立てられるものではないので、製造課に必要事項を洗い出してもらい、全体計画を検討しています。
時に後輩へ指示を出しながら、プロジェクトを推進する業務は初めての経験で悪戦苦闘している状況ですが、入社6年目という若い年次で責任ある仕事に関われる機会はとても貴重だと思っています。責任は重いですが、その分大きなやりがいを感じています。
【今後の展望】
本社と工場、2つの視点を活かした仕事がしたい
私は大阪工場に異動する前に、東京本社にある光学製品事業部で業績管理や生産管理の仕事をしていました。
この東京本社と工場で働いた経験を活かし、本社側と工場側の2つの視点を持ち合わせて仕事をしたいと考えています。
東京本社の事業部に在籍していた頃には、「こちらが作れるだけ作ってほしいとお願いをしているのに、工場側の承諾を得ることが出来ない」と、工場側の事情を認識できていないことが多くありました。
しかし大阪工場に来てからは、無理に詰めてフル生産するのではなく、設備の保守点検やメンテナンスといった期間を十分に確保し、工場の安定操業を続けることで、生産数量の最大化を図ることが出来る、ということがわかってきました。
このように、大阪工場で働く中で、東京本社にいた頃には見えていなかった工場側の考え方や視点が理解できるようになりました。まだ十分とは言えないものの、東京本社と工場、2つの視点を持てるようになったと思います。
今後は東京本社と大阪工場で培ったキャリアを踏まえて、業務の種類分け隔てなく、オールラウンドに経験できる仕事に挑戦してみたいと考えています。いずれは海外の駐在業務などにもチャレンジしてみたいですね。
【大切にしている軸・価値観】
親しみやすさのあるコミュニケーション
仕事をする上で、親しみやすさのあるコミュニケーションを大事にしています。
会社の中では、個人で完結する仕事は多くありません。担当する仕事を進めるには、自部署内の関係者や製造部、本社、取引先とのやりとりが不可欠です。
「この人とは関わりたくない」「この人には情報を提供したくない」と相手に思われてしまったら、仕事が進まなくなってしまいます。そうならないように、社内外問わず、コミュニケーションをとるときには、親しみやすい雰囲気で相手に接することを心掛けています。