多くの海外の

仲間とともに

住友化学グループの海外拠点数は70拠点を超え海外で働く従業員は全従業員の約半数に及ぶなど、住友化学グループの仲間は世界中で活躍しています。

グローバル経営の深化

住友化学では、1960年代前半に自社開発の農薬「スミチオン」の輸出を開始して以来、グローバル化を進めてきました。
住友化学のグローバル化は、既存事業の製品を海外で生産・販売することに留まりません。研究開発の拠点を海外につくる、新しい事業創造に向けて海外企業と事業提携するなどの挑戦を続け、世界中に志を同じくする仲間を増やしてきました。

<近年の海外プロジェクト・海外事業のトピックス>

  • 2017年 リチウムイオン二次電池用材料の生産拠点拡大
    車載用途など需要拡大が見込まれるリチウムイオン二次電池用セパレータの生産拠点を国外へ拡大。韓国の子会社SSLMで、製造設備を増設、操業開始。
  • 2019年 ラービグ第2期計画の商業運転を開始
    ラービグ計画とは、サウジアラビアのラービグに、世界最大級の石油精製・石油化学統合コンプレックスを建設する一大プロジェクト。2009年から稼働開始し、2019年から 石油化学コンビナートにかかる第2期計画が商業運転を開始。
  • 2020年 農薬事業の南米拠点の拡充
    ニューファーム社の南米子会社4社を買収し、農薬事業の南米拠点を拡充、研究・生産・販売体制を強化。

このようなグローバル化を進める中で、住友化学グループの海外売上高比率は、2011年3月期には50%台に達しました。そして近年は、約70%にも上っています。
この海外売上高の推移は、住友化学のグローバル化の一つの側面に過ぎません。拠点や特許、組織や人材など、様々な面においてグローバル化が進行しています。こうした多方面におけるグローバル化は住友化学の多様性を高め、当社の強みとなっています。
また、こうしたグローバル化の深化の一方で、住友化学の国内拠点は、グローバル本社、マザー工場、マザーラボラトリーとして技術、人材などでグローバルの事業活動を支える重要な機能を担っています。