適正に人事制度を

設計・運用

することで、

社員に

モチベーション高く

働いてもらえる。

それが間接的な

社会貢献につながる

【入社動機】

「私たちのライフスタイルに変化をもたらすプロダクトが生まれるきっかけが、化学ではないか」という想い

就活を始めた当初から「ものづくりを通じて社会に貢献する企業で働きたい」と考え、メーカーを中心に考えていました。その中で総合化学メーカーを志望するに至った理由は2点あります。

1点めは、「消費者に完成品(消費財)を届けるBtoCのメーカーよりも、そのBtoCのメーカーに素材や材料を提供するBtoBメーカーのほうが社会に広く影響を与えられる」と感じたこと。
もう1点は、「今後、化学製品が私たちのライフスタイルの変化に大きく関わる可能性がある」と考えたことです。

たとえば、私たちのライフスタイルを変化させたスマートフォンは、液晶ディスプレイ関連材料や半導体材料などを作る化学の技術があって初めて存在できるものです。将来的に、スマートフォンのように私たちのライフスタイルに変化をもたらすプロダクトが生まれるきっかけとなるのは、化学ではないかと思いました。

最終的に当社を選んだ理由は、選考を通じて社員の方々とお会いする中で「ここなら働いてみたい」と思えたことです。面接なので「私がこういう理由で志望しています」とお話しするのはもちろんですが、面接官の方が日頃何を考えて仕事をしているのか、事業に対する取り組み方を伝えてもらえたことが多かったように記憶しています。

また、私のやりたいことや希望する働き方が住友化学と一致しているかどうか、丁寧に確認するようなコミュニケーションをしていただいたことも印象的でした。

選考を通じて、入社後も何か課題があったときに、対話を通じて相互理解につとめながら「何がベストなのか」を周りの方々と一緒に追求していけそうだと考え、入社を決意しました。

【仕事内容】

会社全体に大きな影響を及ぼす評価制度の運用

人事部では人事制度や労使関係等を担当する勤労チームに所属し、社員の成績評価制度や賃金・賞与をはじめとした報酬制度などの人事制度の企画・運用に携わっています。

特に、私のメインの業務のひとつに成績評価制度の運用があります。毎年成績評価の時期になると、評価者に対して評価制度の仕組みや考え方、評価対象者(部下)への対応方法を説明しています。また、「制度に基づいた適切な評価となっているか」「各社員がどのような働きぶりか」などについて、評価者と認識合わせをするのも私の役割です。

成績評価をはじめとした人事制度の企画や運用によって、単年の社員の処遇だけでなく、当社でのキャリアの歩み方もがらりと変わります。そういう意味で、私の仕事は会社全体に大きな影響を及ぼすものです。一方で、適正に人事制度を設計・運用し、各事業に携わる社員にモチベーション高く働いてもらうことで、当社がより活力のある企業となり、ひいては間接的な社会貢献にもつながると考えます。

【私のやりがい】

大分工場で採用活動の拡大にチャレンジ

昨年まで在籍していた大分工場の人事部門において、採用活動の拡大に取り組んだことが印象に残っています。それまではお付き合いのなかった高専や大学へも広くPRを行うことになったのです。

営業の新規開拓のようにゼロから進路担当や各学科の教授の連絡先を調べてひたすら電話をかけ、アポが取れれば学内で説明会をさせていただけないかを相談するのですが、そう簡単に事は運びません。

教授には「学生を大学院に進学させたい」との想いが強い方もいらっしゃいます。そんな中で、当社への就職も学生さんの進路の選択肢に加えていただけるようお話しするのが大変でした。

教授への説明の中で、住友化学という会社の良さをいかに伝えるかには心を砕きました。ま た、当社で働く姿をイメージしてもらえるように、時にはOB社員に協力を仰ぎ、当社でどのような活躍が可能かを学内説明会で話してもらったこともあります。

この一連の取り組みを、自分で考えながら一つひとつ自分で決めて進めていった経験は、今後の仕事にも活きるものだと考えています。

【今後の展望】

会社の事業のあり方や経営陣の考え方をもっと理解したい

入社以来一貫して人事の仕事をしていますが、人事制度そのものを自分で設計することは経験できていません。そのため、今後は人事制度の設計や抜本的な改訂など、よりスケールの大きな領域に関わっていきたいですね。

また、将来的には会社の事業や経営に関して、経営陣がどのような考えで何をしているのかをしっかり理解したいという想いもあります。

具体的には、事業部門内の人事の仕事や海外の子会社や国内のグループ会社で、経営の考え方に触れられるような仕事にもチャレンジしたいです。

【大切にしている軸・価値観】

「一期一会」をどう2回目につなげるか

「一期一会」は「一度きりの出会いになるかもしれないので、一回一回の出会いを大切にしよう」という意味ですが、私は「一期一会をいかに2回目の出会いにつなげるか(2回目にどう出会うのかを考えながら、1回目の出会いにのぞむ)」を大切にしています。

会社で仕事をする中では、仕事相手(社員の方々)と一期一会で終わるケースはあまりありません。とはいえ、仕事は人間関係で成り立っているもの。相手の方から「ちょっと距離を取りたい」「もう関係性を持ちたくない」と思われれば、2回目の出会いはなくなってしまう可能性もあります。

そうならないよう、1回目の出会いを2回目にどうつなげるか、今後も会社の方々との関係性を保っていくために自分に何ができるのか、日々考えながら仕事に取り組んでいます。