創業当時から
一貫して
社会価値と
経済価値を
創出し続ける
事業精神の
ぶれのなさが
魅力的だった
【入社動機】
「広く社会貢献したい」という自身の想い× 経済価値と社会価値の両方を創出する企業姿勢
就職活動を始めた当初から、一貫して「広く社会貢献できる企業で働きたい」との想いがありました。志望業界にこだわりはなかったものの、子どもや年下の面倒を見るのが好きで幼児教育に興味があったため、幼児教育関連企業から探し始めました。
ただ、あまり社風の合う会社が見つからず、ほかの業界を見てみようとしたところ、化学専攻の友人との会話で「世の中のあらゆるモノの品質向上に、いかに化学の発達が寄与しているか」を力説され、化学業界に興味を持ちました。
そこで、自分でも企業研究を進めるうちに「総合化学メーカーはすべてのメーカーの根幹にある」と気がついたのです。数ある総合化学メーカーの中でも、直感で「受けたい」と思ったのは当社のみ。それは『自利利他 公私一如」という住友の事業精神に惹かれたからです。当社においては創業以来この考え方が一貫していてぶれがないところに大きな魅力を感じました。
当社はかつて愛媛県新居浜の別子銅山で発生した、銅の製錬の際に生じる排ガスによる煙害という環境問題を克服するために、銅鉱石から硫黄分を抽出して肥料を製造し、農産物の増産を図ることから事業がスタートしています。
今もなお、一貫して経済価値と社会価値の両方を創出し続けている姿勢が、私の「広く社会貢献したい」という想いと一致したことが決め手になりました。
【仕事内容】
2つの部署で幅広い業務を担当
私は、債権債務業務部と固定資産関連業務部という 2つの部署に所属しています。
債権債務業務部では、事業部や各工場から取引ごとに送られてくる伝票のチェックを行っています。金額や科目、振込先が正しく起票されているか、内容が妥当かどうかをこちらで判断して承認し、会計データを財務部に転送します。すると、実際に取引先との間で入出金の処理がなされるのです。
固定資産関連業務部では、無形固定資産であるソフトウェアの資産整理を行っています。新しく開発されたシステムや改修されたシステムが会社にとって資産性があるかどうか、経費として認められるものかどうかを判断・整理して、そのデータを帳簿に反映させるのが私の役割です。
また、固定資産税の申告・納付や固定資産の実物と帳簿のデータの照合(現物照合)結果の取りまとめ、グループ会社が作成した決算資料の内容確認の業務なども行っています。幅広く業務を担当しながらも、効率良く、できるだけ定時で仕事を終えられるように心がけています。
【やりがいを感じたエピソード】
電子帳簿保存法(電帳法)対応および経理業務効率化のプロジェクト
今まで関わった業務の中では、電子帳簿保存法(電帳法)対応および経理業務効率化のプロジェクトが印象に残っています。
電帳法対応のプロジェクトは、IT部門の方々との連携が必須です。プロジェクトを始めるにあたり、まずはIT部門の方々に経理でどういう業務をしているのか知っていただくために、OJTをしようということになりました。そこで、私が説明役に抜擢されたのです。
OJTでは、自分が教わったときに理解が難しかったポイントを、資料を使いながら丁寧に説明することを心がけました。
その後、IT部門の方が作成した資料に自分が作った資料の内容が盛り込まれていたことを目の当たりにして、「自分の説明が相手にきちんと伝わり、理解の一助になったのだ」とわかり、嬉しく思ったのを覚えています。
経理業務効率化プロジェクトでは、長く続いた業務体質の変革期に携われることがモチベーションにも繋がっています。このプロジェクトはこれからも続きますが、既存の業務運用にとらわれず、実務担当の視点から積極的に意見を発信していきたいです。
【今後の展望】
将来は会計知識を深めいろいろな分野の仕事にチャレンジしたい
会計には財務会計と管理会計の2つがあり、私は財務会計のほうの仕事をしています。現在の業務で会計に関する専門知識を深め、経験を積みたいと考えています。また、社内の経営幹部に向けて実績に関する資料作成をしたり業務報告をしたりする管理会計の仕事も興味があります。
会社が今どのような事業を推進していて、それがどのように具体的な数字となって表れているのか、会社の動向を追ってみたいのです。将来的には、そのような仕事にもチャレンジしてみたいですね。
【大切にしている軸・価値観】
「人生に大事なのはGIVEの精神」
これは学生時代、所属していたオーケストラのトレーナーから言われた言葉です。
「自分が相手にどうしてもらいたいか」ではなく、「自分が相手にどうしてあげたいか」が大事なのだということを言われ、自分が大事にしていた価値観をまさに言い当てた言葉だと感じました。
周りには、相手がどうすれば気持ちよく仕事ができるかを考えている先輩社員が多くいます。メールの返信の仕方や資料作成の仕方ひとつとっても、相手にとって見やすくわかりやすいことをとても意識されているなと感じます。
私自身も、日頃の業務の中で、IT部門の方々から「こんな情報が欲しい」と言われることが多いのですが、ただ相手が求める情報だけを提供するのではなく、「この情報を追加したらもっとわかりやすいかな」「これを聞くということは、きっとこの情報も必要だな」と、相手のニーズを先回りして汲み取り、プラスアルファの回答をするように心がけています。