クリエイティブスタッフとしてのキャリアは、多彩な業務経験を通じて広範な視野と豊富な経験を育むものです。将来、会社や部門で大きな役割を担い、世界の舞台で活躍することが期待されています。

この採用区分で入社した先輩たちがどのように活躍しているか、その具体的なイメージを少しでも持っていただけるよう、20244月に入社したクリエイティブスタッフ5名による本音ベースの座談会の様子をお伝えします。

クリエイティブスタッフの入社前後のイメージギャップは?
現在はどのような業務に携わっていますか? また、業務の中で頑張っていることは?
仕事の中で大切にしていることは?
今後の展望は?
ちなみに、配属に関して心配していたことは?

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T.Hさん

東京本社 アグロ&ライフソリューション部門 生活環境事業部
経済学部 経済学科卒

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T.R.さん

大阪工場 生産企画部(経理)
国際社会学部 国際社会学科卒

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N.Y.さん

東京本社 光学製品事業部業務部
政治経済学部 国際政治経済学科卒

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S.R.さん

愛媛工場 総務部(人事)
法学部 政治学科卒

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M.Nさん

住化ファイナンス 決算関連業務部
法学部 国際公共政策学科卒

【座談会テーマ.01】

クリエイティブスタッフの入社前後のイメージギャップは?

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T.H.さん:​

イメージどおりだったのは、先輩方の人柄です。就職活動中から、面接やOB訪問を通して社員の方々からにじみ出る “人の良さ” を感じ、惹かれていました。他にもメーカーをいくつか受けましたが、最終的に住友化学への入社を決めた理由が “人” でした。入社後もそれは変わらず、想像以上に親切な方が多いです。困ったときには何でも相談できる環境を作ってくださっているので、日々前向きに仕事に取り組むことができています。残業時にはみなさんが「お疲れ」「ありがとう」と声をかけてくださるのも嬉しいですね。OB訪問をした先輩と、先日一緒に飲む機会があり「入ってきてくれてありがとう」と言ってくださいました。

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T.R.さん:

私も入社前から想像していたとおり、社員のみなさんが穏やかで優しい印象を持っています。喋った時の印象でビビッとくるものがありました。実際入ってみると、結構明るい人が多いなと思いましたね。飲み会などの交流も活発です。最初の面接時に感じた感覚は根底の部分で変わっていませんが、プライベートに近い部分だと良い意味で砕けていると感じました。
先輩方は質問にも親身になって答えてくれますし、至らない部分は丁寧にフォローしてくださるので日々助けられています。実は今日も、座談会のために先輩方が服装をコーディネートしてくれたんです。

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N.Y.さん:

だからすごくおしゃれな服装なんですね!

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T.R.さん:

はい、みんなで考えてくれて、体調を気遣ってくれたりもする優しい先輩方です。逆にギャップを感じた面は、担当業務の幅広さです。普段私は、大阪工場内の工場1つと研究所2つの経理業務を担当しています。また、東京本社で開かれた固定資産関連の会議では大阪工場を代表して発表するなど、入社半年で大きな業務も任せていただきました。1年目でここまで様々な仕事に携われるとは正直思っていなかったので、驚いている半面、多様な経験を積むことができて嬉しいです。

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N.Y.さん:

一緒に働く方々の温かさは、私もイメージ通りでした。面接時は型通りの質問でなく、様々な面から聞いてもらえる感触がありましたし、内定後には1人の社員の方を紹介してもらい、住友化学で働いている中で感じることをネガティブな面も含めて教えていただけました。そこまで手厚くフォローしてもらえる企業は他になく、大切にしていただけた感覚があります。入社後も業務上、部署内の様々な方と接する機会がありますが、どの方も必ず親身に対応してくれます。プライベートの予定も誘ってくれる先輩が多く、「行きたいから行こう」「今週は忙しいからいいや」と自分に正直に決められるくらい、過ごしやすい環境です。
ギャップを感じたのは、T.R.さんの話でもあったように、1年目から仕事を任せてもらえることです。1年目は先輩に割り振られたものをこなすだけのイメージがありましたが、半年ほど経つと、ある程度独立して業務を任せられます。先日は他部署の役員の方への報告業務もありました。もちろん、任せきりではなく先輩がフォローしてくれます。大変でもありますが、やりがいがあります。

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T.H.さん:​

いろいろな業務を任せてもらえるのは、私もイメージギャップがあった点でした。7~8人のチーム会議から20人ほどの大きな会議まで、部長クラスの方々に報告する資料作成や司会進行を行う機会があります。1年目から経験させてもらえるのがありがたいです。最初は英語で表記された化学用語の発音が合っているか不安でしたが、最近は慣れてきて緊張しなくなりました。まだうまくは喋れないものの、楽しみながらやっています。

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S.R.さん:​

私もみなさんと同じで入社の決め手となったのが、“人の良さ”でした。これは、就職活動中も入社してからも変わっていません。最終面接の時には、面接官の方が愛媛工場の魅力や力を入れている事業などについて、フレンドリーにお話してくださり、かなり距離を近く感じたのが印象的でした。また、入社後も、業務について丁寧に分かりやすく教えてくださいますし、直接業務で関わっていない先輩でも「最近どう?大丈夫?」と声をかけてくださる方が多く、住友化学の“人の良さ”にたくさん助けられています。
一方でイメージギャップがあったことは、年次に関係なく意見を積極的に述べられる職場環境だったことです。配属されて間もない頃から「Sさんはどう考える?」と意見を求められることが多々ありました。また、若手の先輩方もご自身の考えを積極的に発していると思います。

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M.N.さん:​

私も、社員の方々の人柄が良いことはイメージ通りでした。入社前から穏やかで柔和、根が真面目な方が多いと感じ、特に採用担当の方々が内定者1人1人を大切にしてくださっている感覚で安心感があったと言えます。ちょっとした会話を覚えていてくださるところにも惹かれました。企業の中で1番波長が合うと思いましたし、入社後に同期を見てもみんな真面目で波長が合うため、心地良いと感じます。
また、先輩方の仕事に対する真摯な姿勢がとても尊敬できます。ご自身の担当業務とは関係なくても「進捗どう?」「分からないところや困っていることはない?」と声をかけてくださり、質問をした際には快く教えてくださるなど、みなさんの優しさにいつも救われています。
イメージギャップがあったのは、みなさんと同じで、1年目にして業務を任せてもらえることです。経理の仕事は専門的でまだわからないことだらけですし、1年目から自分が幅広くやることはあまり想定していませんでした。経理部が扱う数字は全社的に重要なものだと思うので、大変ではあるものの任せてもらえることが誇らしく、頑張りたいと思っています。

【座談会テーマ.02】

現在はどのような業務に携わっていますか? また、業務の中で頑張っていることは?

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T.R.さん:

私は大阪工場の生産企画部に所属し、大阪工場にある約10の工場のうち1つを任されて主に生産管理・原価管理・投資企画を担当しています。原価管理は前月に生産した数量やコストの予算と実績の比較、投資企画は工場に設備を導入する際に本当に必要か需給バランスや経済性も含めての検討、生産管理は日々変動する需要に合わせて製品を最適な生産量になるよう働きかける仕事です。
現在はこの生産管理に注力し、販売側と生産側の間に立って調整を行っています。事業部を中心に本社から販売量の予測を聞き、工場の製造部に対して生産量を提案するのですが、販売動向の変化や工場の稼働状況に応じて数量の調整をお願いしなければなりません。原料の発注から届くまで、製造してから出荷までのリードタイムも見越して調整しています。とりわけ需要が高まっている製品は製造部に「もっと作ってもらえませんか」とお願いし、安全操業の面から無理な理由があればきちんと事業部に伝えるなど、双方に納得してもらえるような調整に努めています。

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M.N.さん:

私とT.Rさんの業務は、大きな括りでみるとどちらも「経理」に属する業務ですが、内容は異なります。私は、住化ファイナンスというグループ会社の決算関連業務部で、住友化学単体と、グループ会社も含めた連結決算を担当しています。工場や海外も含めたグループ会社など、各所から集まったデータを元に様々な処理を行い、住友化学グループの経営状態を表す財務諸表をチームで手分けして作成します。中でも私は損益計算書を担当していて、売上高や売上原価から最終損益まで、会社の収益性・成長性など表す資料を作成しています。
これらの資料は外部に開示されて株主や投資家の判断材料ともなるため、正確で迅速な処理が求められます。最終的なチェックは先輩方と一緒に行いますが、間違いがあってはならないですし、提出期限までに出せないと企業としての信頼が損なわれるため、きっちりとスケジュールを管理しながら頑張っています。業績改善施策の成果が数字に表れるので、会社の動きが見えて勉強になります。会計基準は非常に複雑で、まだ分からないことばかりなので、不明点は周りの方々に尋ねながら勉強し、少しずつ知識を蓄積していきたいと思っています。

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S.R.さん:

私は愛媛工場の総務部人事チームとして、主に研修の企画や運営など教育に関する業務を担当しています。愛媛工場の社員に向けた研修の案内や問い合わせ対応、研修当日の司会等を行っています。研修の運営を通じて他部署の方々と交流できるのは、教育業務の良い点の1つだと感じています。
頑張っていることは、自分の考えを持って業務を進めることです。工場は本社に比べて規模が小さいため、1~2人で研修を担当しています。愛媛工場独自で研修の企画・運営を行うこともあります。初めて研修を企画した際、上司から「担当者としてこの研修をどうしたいかを考えることが大切」とアドバイスをもらいました。例年通りの企画にしても良いのですが、「今、愛媛工場で働く従業員に必要なものは何か」「研修を通じてどんなことを伝えたいか」など、まずは自分の考えを持って提案することを心がけています。何が正解か分からず、頭を悩ませることも多々ありますが、一つ一つ業務を進めています。また、日程調整や社員への案内などさまざまなタスクが発生するため、漏れなく確実に行うことを意識しています。

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T.H.さん:

研修の企画って、具体的にはどういうことをするんですか。

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S.R.さん:

研修のテーマは決まっていて、具体的な内容を担当者が検討することが多いです。例えば、現在企画中の人権研修では、人権に関する最新の話題や重要な法令改正などから今年に合ったトピックスを踏まえ、カリキュラムを企画しています。

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T.H.さん:

一つの研修でも、いろいろな角度からカリキュラムを考えることができるんですね。
私は、日常生活で使われる殺虫剤や動物薬の原体・製剤を扱う生活環境事業部に所属し、業績管理を担当しています。月初めに前月の実績が出てくるため、予算や昨年度の実績と比較して差異要因を分析し、今後の予想を立てます。月次の業績結果を会議で事業部の関係者に報告するまでが主な業務です。
頑張っていることは、数字を根本的に理解することです。出てきた数字をExcelの資料に転記するだけでなく、実績と予算を比較してなぜ差異が出るのかを理解する努力をしています。マーケティングや営業の方などに対するヒアリングの場が設けられているため、そこでコンテナの稼働率や物流の状況、海外への輸出状況など、ビジネスの実情を学び、数字を本質的に理解するために勉強しているところです。大きな差異が出た理由はピックアップして会議で報告します。海外売上比率も高い部署であり、世界情勢や為替などが損益に影響してくるため、社会情勢にもアンテナを張りながら仕事に取り組んでいます。

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N.Y.さん:

所属する部門や製品は違いますが、私もT.Hさんと同じ仕事です。ディスプレイ材料を扱う光学製品事業部で、業績管理を担当しています。事業部の毎月の実績と次月以降の予想をまとめ、前月立てた予想との差異を分析して事業部全体に発信するまでが、一連の業務です。業績管理で扱う情報は社内の経営判断につながる数字です。細かな情報を経営層へ全て伝えることはできないため、何を伝えるべきか・何を伝えたいかを意識して取捨選択しています。自分の作成した資料が経営層まで伝わるところは怖さでもあり、自分の仕事が経営につながっている実感を持てるので嬉しいところでもあります。

頑張っていることは、数字の意味やつながりを考えることです。新入社員として勉強する意味合いもありますが、マニュアル通りに行うのではなく、業務への理解をより深めることで、分かりやすい報告や説明になると考えています。

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T.H.さん:

私も同じような感覚ですね。昨年まではコロナ禍の影響で在庫が溜まり、出荷があまりできなかったと聞きました。業務を通して世界情勢が事業に影響することも学び、勉強になります。

【座談会テーマ.03】

仕事の中で大切にしていることは?

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T.H.さん:

2点あり、1つは報連相(報告・連絡・相談)です。実際に働き始めてから報連相の重要性をより感じました。業績管理は3人で行っていて、数字がおかしい時や分からない時には自分の状況を随時、先輩に共有・相談します。決して1人で出来る仕事ではないですし、業務を円滑に進めていくにも報連相は重要です。
2つ目は、手を空けないことです。上司から言われた、「仕事を自分で取りに行け」という言葉を心に留めています。自分の業務ややるべきことが終わっても、年次の近い先輩に何かできる仕事がないかを相談しています。業務のマニュアルや説明資料はあるので、自分なりにいろいろな仕事に挑戦する姿勢を大切にしています。自分のためになりますし、周りからも前向きに取り組む姿勢を見てもらえていると感じます。仕事を取りに行くほど分からないことは増えますが、先輩とのコミュニケーションにもなりますし、繰り返すことで自分のルーティン業務を段々覚えて自信がついてきた感覚があります。

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M.N.さん:

経理に関して言えば、とりあえず手を動かしてみることが意外と大切だと思っています。数字を眺めて頭の中で考えてもよく分からないことが結構多いので、仕訳を作ってみる、まとめてみるなど、実際に作業をすると理解が深まります。
ただ、意味や目的を理解しないまま作業を行うとミスがあっても気付けず、同じミスを繰り返すことになりかねません。特に現在の仕事は正確性が強く求められるため、必ず作業の意味や目的、改善点などを考えるように意識しています。
担当して初めての決算では、私のミスにより数値を作り直すことになり、後続作業のご担当の方にも迷惑をかけてしまいました。同様のことを起こさないよう、できる点から対策に取り組んでいます。例えば初めての業務を担当する際には過去のデータから資料を再現してみるなど事前準備に努めます。そして四半期ごとの決算業務が少し落ち着いた時期に、自分が行った作業を思い返しながら、何のために何をしているのか、どこが間違っていたか、不要な作業はあったかなどを見直し、次回以降につなげることを心がけています。

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T.R.さん:

私も経理なので結構共感するところがありますね。Excelを見ていても何がなんだか分からないことがあるので、仕訳を書いたりしています。上司によく言われるのが、「数字に責任を持つ」こと。経理は日々数字を扱う仕事であり、数字の正確性や妥当性への責任が求められます。そのため、まずは自分が提出する資料の数値・数式に誤りがないかなど、基本的な確認を徹底するよう意識しています。
また、例えば自分の担当製品の生産コストが想定より上がっている場合、理由を説明する必要があります。そこで、過去資料を元にその差異が妥当なのかを自分なりに検証した上で、差異理由の仮説を立てて現場の方に確認してみるといった、事象の裏取りを大切にしています。毎月1回、現場の方にヒアリングさせていただく中で少しずつ理解できるようになり、逆に自分から「これはこういうことですね」と仮説を持って言えるようになってきました。

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N.Y.さん:

T.Rさんが言っていたことにつながりますが、分からないことに引け目を感じず、積極的にコミュニケーションを取りに行って解決することが大切だと思っています。業績管理業務では、数字に関わるいろいろな立場の社員からそれぞれ話を聞く必要があるため、営業や工場など様々な方との接点が生じます。
私は化学とは関わりのない学生時代を過ごし、業績会計にも詳しいわけではないので、本当に分からないことだらけです。専門的な立場の方に初歩的な質問をしに行くのは抵抗も感じますが、自分の出した数字が経営層まで届くのを見て、不明点をそのままにするのはよくないと改めて意識しました。分からないことは素直に聞いて早めに解決し、積極的に知識を吸収することが、長い目で見て自身の成長や業務の質の向上につながると思っています。質問してぞんざいに扱われたことは一度もなく、みなさん丁寧に優しく教えてくれるので、質問することへのハードルが低くなりました。

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S.R.さん:

本当に、分からないことを優しく教えてもらえるのがありがたいですね。
私が現在行っている教育に関する業務は、受講者や関係各所とのスケジュール調整、会議室の手配など、タスクが多岐にわたります。自分でしっかり管理して先輩に適宜確認しながら、1つ1つ確実に業務を進めるように意識しています。
最近は、1人で悩まず、周囲に相談し意見をもらうことを大切にしています。以前は、自分で100%まで完成させようとして、業務1つ1つにかなり時間がかかっていました。しかし、上司や先輩に「今ここまで考えていて、ここで悩んでいる」と相談したら、先輩から新しい視点でアドバイスをもらうことができ、仕事がかなり前進した感覚がありました。1人で悩まずに相談することの大切さを学ぶことができました。

【座談会テーマ.04】

今後の展望は?

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N.Y.さん:

今は担当業務をこなすことで精一杯ではあるのですが、OJTの先輩みたいになりたいという漠然とした思いがあります。OJTの先輩は業務に責任を持って取り組まれ、自分のことを考えて業務を教えてくれたり、接してくれたりしていると感じます。身近に目標にしたいと思える方がいることがありがたいです。もちろん自分だけでは決められないことですが、この先、いろいろな経験ができたらいいなと考えていて、やりたいことを少しずつ明確にしていけたらと思います。

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T.R.さん:

私は今工場で勤務し、生産現場の第一線を見ています。こういった工場の1つ1つが様々な製品を作り、社会を支えているのかなと漠然と感じました。今後は事業部や本社にも行ってみたいです。元々、国際社会学部卒で、入社理由の1つとしてグローバルな企業だという点に惹かれたので、海外勤務にも興味を持っています。新しい場所に行くことが好きで冒険したい気持ちがあるため、将来的にどこの地域でも行ってみれば何か得られるものがあると思います。

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T.H.さん:

今はまだ自分の業務で手一杯ですが、3年後ぐらいには後輩に親切に教えられるようになりたいです。今後どこへ異動しても自分がそれまでやってきた業務をしっかり生かせるよう、毎日取り組んでいきたいと思っています。
化学は領域が広く、機械の部品や食品包装、農薬など、様々な産業の根幹を支える縁の下の力持ちのような存在です。社名の入った商品が店頭に並べられているわけではないけれど、自分が働く中で何かの役に立てていることがモチベーションになります。
住友化学は海外の売上高比率が高く、私も海外取引が多い部署にいるため、今後は英語を勉強してネイティブのように会話できるようになりたいと思っています。同じ部署の5年目の先輩がイギリスに赴任されているなど、若いうちから海外で働けるチャンスがあることが魅力的です。人と話すことは結構好きなので、営業や社外の方との取引などもやってみたい気持ちがありますし、将来的には規模の大きなビジネスに携わりたいですね。

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S.R.さん:

T.Hさんと似ていますが、化学は目に見えないものを扱い、広がっていくことが面白いと感じます。愛媛工場は住友化学の発祥の地で、工場自体も大きく、本当に驚くぐらい大きなタンカーが停泊することもあります。そのような環境のなかで、少しずつですが、化学が世の中を支えていることをより感じられるようになりました。
私の職場には、多くの業務を抱えながらも、常に相手目線に立ち、丁寧に業務を進められる先輩方がいます。現在は自分の業務をこなすことに精一杯ですが、一歩先まで考えて業務をできるようになりたいと考えています。また、私の部署には、それぞれの分野のスペシャリストが多くいます。少しずつ人事のスキルを身につけていき、周囲に頼られる存在になりたいとも思っています。現時点では10年後15年後を見通すことはできていませんが、まず人事の業務を完璧にこなせるようにし、今後は他部署の業務や海外駐在など色々な経験を積んでいきたいと考えています。

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M.N.さん:

化学は前面に立つことはなくとも、社会の基盤として人々の生活を広く支えているところがかっこいいと思います。私も学生時代に裏方の役職についていた時期があったので、そこに憧れて化学メーカーを選びました。
先ほどもお話ししましたが、他部署も含め特に3~4年目くらいまでの若手の先輩方が、ご自身の担当とは関係ない業務に関しても「大丈夫ですか」「進捗どうですか」と聞いてくれます。新入社員ということもあり最初は疑問点などを質問しにくい部分がありましたが、そういった声掛けに助けられ、業務がぐんと進むことが多々ありました。私も3~4年目になったら、自分の仕事はもちろん当たり前にできるようになった上で、周りのこともよく見えている、視野の広い人間になりたいです。

【座談会テーマ.05】

ちなみに、配属に関して心配していたことは?

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S.R.さん:

私は愛媛工場勤務です。モノづくりの原点を見てみたいと思い、最初の配属は愛媛工場を希望していましたが、愛媛は全く馴染みのない土地だったので、本当に1人でやっていけるのか、正直不安もありました。しかし、愛媛は同期や年次の近い先輩が多く、あたたかい雰囲気なので、いつの間にか不安は解消されました。
平日は、仕事終わりに同期と寮の部屋に集まってテレビを観ながら夕食を食べたり、休日は、職場の先輩方に高知県に連れて行っていただいたりと、地方の生活を楽しんでいます。地方配属を懸念される方も多くいらっしゃるかもしれませんが、仕事においてもプライベートにおいても、地方だからこそ得られるものが多くある気がしています。

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M.N.さん:

私が配属された東京は、幸い同期が多い場所です。実家から離れることに関しては、直前になると少し寂しい気持ちがありましたが、すぐに帰れる距離なのでそんなに不安はありませんでした。
配属場所に関わらず同期とは仲が良く、定期的に連絡を取っています。連休や長期休みには全国から同期が集まり、飲み会や旅行を開催しました。もちろん東京近辺の同期で週末に遊びに行くこともあります。最近だと、同期12人で千葉県館山市に遊びに行きました。BBQをしたり、お酒を飲みながらゲームをしたりと、とにかくずっと楽しくて同期に感謝ですね。また事務系の同期だけでなく、入社時の研修班で仲を深めた技術系の同期達とも夏休みに再会できました。
こうしたつながりがあるからこそ、この先地方に配属されても孤独を感じることなく毎日を楽しめるように思うので、あまり心配はしていません。

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T.H.さん:

私は東京出身で東京本社勤務なので、実家から通勤しています。最初は配属に不安感を抱くのは当然だと思うのですが、今回の座談会のように会った時に仲良く話せる同期がいるので、そこに対する心配はあまりないと思います。
先日、工場実習という研修で大分市に2週間行く機会がありました。工場の方々はとてもあたたかく歓迎してくださり、同期たちと一緒にご飯に行った際、みんなが「すごく楽しい」と言っていました。お隣の別府市へ「地獄巡り(湯めぐり)」に行き、綺麗な海を眺めるなどして楽しかったです。その経験から、地方配属も充実した生活ができる印象を受けました。私が実際に地方の配属になったら、早起きして釣りをやってみたいです。工場実習の時はできなかったので。都内だとあまりできないことをしてみたいですね。

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T.R.さん:

私は大阪配属です。事務系の同期は東京本社に配属される人が多いので、その人たちとは離れてしまいました。ただ、大阪工場には技術系も含めて30人ぐらいの同期がいて、半数は同じ寮に住んでいるため、寂しく感じることはほぼありません。困りごとがあればお互い助け合える環境がありますし、オリンピック期間中には寮の一階で宴会を開いてみんなで中継を見るなど、楽しいイベントもありました。地方配属の良さの1つとして、同期との結束力が深めやすい点があると思っています。今回の座談会のように、離れた場所にいる同期とも年に何度か顔を合わせる機会があり、お互いの近況について話せるのも楽しいです。

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N.Y.さん:

事務系の同期は30人で、地方に別れたとしてもお互いを認知し合い、つながりを大切にできる環境だと思っています。他社に就職した友人の話を聞いていると、同期が多いとなかなかそうもいかないようです。
地方配属に関しては、私も実家の神奈川県から近い東京勤務となったため、経験談はありません。この先、地方勤務への不安が全くないわけではないのですが、小さい頃からずっとサッカーをしていて、サッカーだったら別のコミュニティでもどこでもできるのかなと思います。むしろ、より精力的に取り組みたいですね。愛媛の同期も、現地のよさこいに入っているという話を聞きました。

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S.R.さん:

そうですね。地域のよさこいサークルに入っている子がいます。よさこいの本場である高知で踊る機会もあったようです。他には、地域の交響楽団に所属している同期も何人かいます。また、会社内にも、サッカーや卓球、バスケなどの部活もあるので、部活に所属している人もいます。

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T.H.さん:

東京本社もサッカー部がありますよ。先輩が皇居ランに連れて行ってくださった日もありました。仕事終わりに皇居の周りを走って汗を流し、1杯飲んで帰るという、幸せな日でした(笑)。どこへ行ってもその土地での生活を楽しみたいですね。