チャレンジしたい職種や分野がある方が、一定範囲の業務につき、じっくり経験を積み、「その道のプロ」を目指すプロフェッショナルスタッフ。

この採用区分で働くイメージを膨らませることを目的に、2024年4月入社のプロフェッショナルスタッフ4名の座談会の様子をお届けします。

●住友化学を選んだ理由と入社前後のイメージギャップは?
●現在はどのような業務に携わっていますか? また、業務の中で頑張っていることは?

●仕事の中で大切にしていることは?

●プロフェッショナルスタッフを選んだ理由は?

●ちなみに、配属に関して心配していたことは?

zadankai_p2024_er
E.R.さん

千葉工場 第二芳香族課
理学部・化学科卒

zadankai_p2024_ms
M.S.さん

東京本社 IT推進部
総合情報学部卒

zadankai_p2024_kn
K.N.さん

大江工場(愛媛県)環境・安全部
化学・生物学(生物応用化学専攻)卒

zadankai_p2024_sm
S.M.さん

住化ファイナンス(東京都)債権債務業務部、固定資産関連業務部
商学部

【座談会テーマ.01】

プロフェッショナルスタッフの入社前後のイメージギャップは?

zadankai_p2024_er
E.R.さん:​

入社前は旧財閥系の化学メーカーである住友化学に堅いイメージを持っていましたが、実際に社員の方々とお話しすると優しく気さくな方ばかりだったことがイメージギャップです。真面目で仕事に熱心な方が多い点はイメージ通りで、気軽に相談でき、非常に働きやすい職場だと感じています。

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

私も面接を受ける前は本当に堅いイメージだと思っていました。ところが、面接でお会いした社員の方には、面白い方もいて、優しくワイワイした雰囲気だと感じられました。入社後もそんな雰囲気の中で楽しく仕事ができています。

zadankai_p2024_kn
K.N.さん:

私も職場に気さくな方が多く、柔らかい雰囲気だと感じています。入社前から温厚な方が多いと感じていたので、ギャップはありませんでした。分からないことを質問すると優しく教えていただける先輩や上司の方ばかりで、とてもありがたいと思っています。部署のメンバーで郷土料理を味わうイベントに行った際は、過去の武勇伝など面白い話をしてくださり、楽しく過ごせました。

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

部署のメンバーでよく出かけるんですか?

zadankai_p2024_kn
K.N.さん:

何回か食事に行きました。部署の中にチームがいくつかあり、普段は別のチームとはあまり関わることがないので、そういった機会にたくさんお話しできるのがありがたいです。
先ほど入社前から温厚な方が多いイメージと言いましたが、実は、大学院に進むか就職するかで迷っていた時に親と食事に行ったお店で、偶然隣の席にいた住友化学の社員の方とお話しする機会があったんです。進路に迷っている話をしたら優しく相談に乗ってくださり、「こんな気さくで優しい方がいらっしゃる素敵な会社に行きたい」と思って受けました。

zadankai_p2024_sm
S.M.さん:​

すごいご縁ですね。私も人の良さに関してはイメージギャップがありませんでした。業務で分からないことを聞きに行っても快く受け入れてくださいますし、「いつでも来ていいからね」と気にかけてもらえます。自分の業務を1つ1つ理解しながら進められる安心感がありますね。イメージと違ったのは、業務中の雰囲気です。経理の仕事ということで、入社前は常に堅そうなイメージがありましたが、実際は真剣に取り組む仕事モードと休憩モードのメリハリがはっきりしている職場で、切り替えがしやすく、過ごしやすい環境だと思っています。

【座談会テーマ.02】

現在はどのような業務に携わっていますか? また、業務の中で頑張っていることは?

zadankai_p2024_er
E.R.さん:

千葉工場の製造課に所属しています。技術スタッフとして、安全かつ安定したプラント操業を行うための支援や改善、設備の合理化検討をメインに担当しています。合理化とは、「コスト削減や生産効率向上のために、生産プロセスの最適化を行うこと」です。まず現場のことをよく知らないと取り組めないため、1年目の現在は研修としてプラントの運転を担当する現場スタッフと一緒に働きながら、生産プロセスや現場操作を学んでいます。
現場作業を通じて改善のアイデアが得られ、現場スタッフの方々と信頼関係を構築できる貴重な機会だと思っています。積極的に意見交換ができるような良い関係を築けるよう、現場の方々と主体的にコミュニケーションをとることを意識しています。

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

合理化には化学の知識が必要ですよね。

zadankai_p2024_er
E.R.さん:

はい。加えて、不純物生成の抑制や製品の収率向上などを考える上では、工学の知識が必要となる場面があります。化学科卒の自分には工学分野はまだ理解できていないので、今後勉強していきます。

zadankai_p2024_sm
S.M.さん:

私は住友化学のグループ会社にあたる住化ファイナンスで、経理の仕事をしています。債権債務に関する業務と、固定資産に関する業務を担当しています。 具体的には、事業部からの会計処理の相談対応や、債務の支払い・債権回収の遅延がないかといった確認を行っています。また、システム開発や工事に関する見積書などを確認し、会計基準や法令に基づいて会計処理を行っています。 特に固定資産に関係する経理処理は金額が大きな案件もあり、会社の損益や税金計算にも影響します。
これらの業務を適切に行うため、会計知識や法令については日々勉強中です。分からないことがあれば、上司や先輩にアドバイスいただきながら取り組んでいます。また、業務を円滑に進めるため、日頃から積極的に関係部署とコミュニケーションをとることを大切にしています。

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

私はIT推進部でWindows10から11へのアップグレードを行う施策を担当し、問い合わせ窓口の対応と連絡会での発表資料の作成を行っています。このプロジェクトは私が配属される約1年前から進められており、2025年2月までがピークです。工場・研究所・本社・グループ会社、全員のパソコンをアップグレードするため、対象者は数千人です。メールで問い合わせが届くので、情報分野に詳しくない方にも分かりやすく説明する工夫をしています。エラーが起きた方にはスクリーンショットを送ってもらい現状を把握してから対応する、専門用語を使わずに説明するなど、なるべく少ないやりとりで相手に理解してもらえるよう心掛けています。また、アップグレード前後の画面のデザイン変更に関する資料や「よくある質問(FAQ)」を作成し、よりスムーズな移行ができるようサポートしています。

zadankai_p2024_kn
K.N.さん:

私は愛媛県にある大江工場の環境・安全部で、工場の廃水・廃棄物の適正管理や工場環境整備の推進、官公庁への法的届出や官公庁からの調査依頼事項の対応を行っています。また、工場のエネルギー使用量(CO2排出量)を毎月集計し、省エネやカーボンニュートラルの取り組みを支援しています。業務の多くは環境法令遵守に関するものなので、環境法令の知識が必要です。そのため、空き時間を利用して少しずつ環境法令の勉強を進めています。環境保全のための法令遵守はやりがいのある仕事です。 環境・安全部には製造課を経験した方が多く、みなさん様々なバックグラウンドをお持ちです。製造現場について詳しく、現場との繋がりもたくさん持っておられます。実務では現場の知識が必要な場面もありますが、私には現場経験が無いため、資料から学び、他部署(製造現場)の方とも積極的にコミュニケーションを取りながら現場の知識を吸収することを意識しています。

【座談会テーマ.03】

仕事の中で大切にしていることは?

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

私が大切にしていることは、コミュニケーションです。今取り組んでいるソフトウェアアップデートのプロジェクトは全社に関わることなので、問い合わせには可能な限り細やかに、相手の立場に寄り添って答えることを心がけています。例えば、メールのやり取りの中で正確な情報・手順を伝え、必要に応じて図などを添付することで、視覚的にも理解しやすくなるよう工夫しています。システム的に不具合があって解決できない場合は仕方がありませんが、誤解やミスを防ぎ、お互いの業務が円滑に進むよう努めています。
コミュニケーションの中では特に、言葉遣いや言い回しを柔らかくするようにしています。人との関わりにおいて、相手に対して敬意や思いやりを持つことが大切だと考えており、社会人として仕事をする上でも人に嫌な思いをさせないように気をつけています。

zadankai_p2024_kn
K.N.さん:

私も積極的にコミュニケーションをとることを大切にしています。実務の中では、上司や先輩方だけでなく、他部署の方との関わりが想像以上に多いなと感じています。
先日、大江工場でeスポーツ大会があった際、製造課の方とたくさんお話しできました。ちょうど、製造課の誰に確認・質問すれば良いか迷っていた業務があったのですが、大会で会った方に相談することができました。会社イベントでの繋がりを業務にも生かすことができ、このような機会も積極的に生かして大勢の方とコミュニケーションをとりたいと感じた出来事でした。

zadankai_p2024_er
E.R.さん:

千葉工場でもeスポーツ大会がありましたよ。上司の方と一緒に楽しくゲームを行ったことで部署の絆が深まり、一層良い雰囲気になったと思います。
自分が大切にしているのは、分からないことは分からないと素直に伝えることです。分からないまま放置したり、ひとりで考え込みすぎたりすると、逆に先輩の時間や手間を取らせることになると考えています。特に今後自分の職種で必要になる化学工学については、教科書なども参考にして日々勉強中ですが、業務ではイレギュラーなことも起こるので、不明点はすぐに先輩に相談するようにしています。
プロフェッショナルスタッフはじっくり経験を積み、「その道のプロ」を目指して突き詰めて働く職種です。少しでも分からないことはすぐに聞いて解消し、どんどん知識を蓄積することで、一歩ずつ着実な成長が実感できると思います。

zadankai_p2024_sm
S.M.さん:

私は日々の振り返りや、自分自身と向き合うことで「今何が分からないか」を明確にし、次に繋げることを大切にしています。
経理はシステムに入力して処理される仕事が多々ありますが、自分の入力したデータがその後の工程にどう繋がっていくのかは、自分から知ろうとしない限り、知り得ません。最初は与えられた業務をスケジュール通りにこなすことで精一杯でしたが、最近は仕事に慣れてきたので、今まで見えなかった「自分の業務がどういうふうに後に繋がっていくのか」を意識して取り組むようにしました。
すると、経理の仕事は前後に別の部署が絡むことが多いと分かり、業務の全体像や、業務間の繋がりも見えてきました。
それも自分で「この部分が分かっていない」と気づけたからこそ、知ろうと思えたことです。これからも1つ1つ分からない部分を見つけ、解消しながら着実に業務を覚えて次に繋げていきたいと考えています。

【座談会テーマ.04】

プロフェッショナルスタッフを選んだ理由と今後の展望は?

zadankai_p2024_kn
K.N.さん:

中学生の頃、海洋ごみをきっかけにして環境問題に興味を持ちました。環境問題に貢献できることを軸に考えて環境問題に取り組む研究室があった学校を選び、化学・生物学(生物応用化学)を専攻したのです。仕事でも環境に関わる業務に就きたい思いがあり、特定の分野での技術や能力を培っていく働き方ができるプロフェッショナルスタッフを選びました。現在、環境保全の業務ができていることをとても嬉しく思っています。
環境保全の業務は多岐に渡り、まだまだ勉強しなければならないことも多いので、今は業務を覚えることで精一杯です。少しずつ吸収し、その道のプロフェッショナルとして「この分野ではKさん」と言ってもらえるような人になりたいです。また、海外顧客の対応では、先輩が英語でやり取りされるところを間近で見て、やはりグローバルな問題なのだと感じました。そのため、将来的に英語を習得して国際的な仕事もしてみたいです。あと、私は韓国語が話せるので、いつかはこれも生かして仕事をしたいと思っています。

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

私は中学校時代から情報系の分野に興味を持ち、情報系の職種に就きたいと考えていました。大学でも情報系を専攻してセキュリティの研究室に入り、専門性を追求していきたいと思っていたんです。どの会社にも情報システム系の募集はありますが、「その道を極める」プロフェッショナルスタッフで募集のあった住友化学の情報システム職が自分に合っていると思い、志望しました。
今後は、3年後ぐらいにゼミでもやっていたセキュリティに関わり、全社のシステム統制やセキュリティ統制を極めたいと考えています。また、いずれはプロジェクトマネジメントや運用保守なども含めて情報分野全般の幅広い知識を身に付け、何か困ったことが起きた際に「あの人に聞けばいい」と思ってもらえるようになりたいと思っています。

zadankai_p2024_sm
S.M.さん:

就職活動を始めた当初から何か自分の専門領域を作りたいと考えていました。私は企業の取引やお金の管理を通じて、経営層やステークホルダーに有益な提供する役割を持つ経理の仕事に興味があり、思い描いていたキャリアイメージと近い採用区分があったことと、選考を受ける中で人事の方をメインにお話しさせていただく中で人柄の良さを感じ、最終的に住友化学に決めました。
幼少期からクラシックバレエを続けていて、小さい頃から割とコツコツやることが得意というか、習慣化されていたんです。この2つの軸がマッチしたため、多様な業務経験を積むことが前提のクリエイティブスタッフより、プロフェッショナルスタッフとしての働き方が私のキャリアイメージに合っていると感じました。ジョブローテーションを広くまわるより、ある程度決められた範囲の中で取り組む方が自分には合っていると思ったのです。
とはいえ、一口に経理と言っても幅広い仕事があります。今は制度会計や財務会計を担当していますが、関わっているフィールドはまだ狭いので、今後、自分がどこを極めたいかを探すためにもある程度幅広く経験したうえで、「私はここを突き詰めよう」と考えたいですね。今携わっていない管理会計や原価に関する分野にも取り組んでみたいというビジョンを描いています。

zadankai_p2024_er
E.R.さん:

自分は高校時代に得意だった化学の分野に進み、大学の学科で積み上げた知識を活かせるよう住友化学を選びました。クリエイティブスタッフのように多様な業務経験を積んでいく働き方も魅力的ではありますが、特定の分野に対してコツコツと取り組んでいく働き方が自分に合っていると思い、プロフェッショナルスタッフを選択しました。長期的に知識や経験を培うことで着実な成長を実感することができ、仕事に対するモチベーションにもつながると思います。
化学や化学工学は複雑で難しい分野ではありますが、業務を進めるために必要となる知識の内の一つである化学工学をまずは固めていきたいと思っています。継続的に勉強し、いつか誰にも負けないほどの知識を持つことで、自分のプラントや技術について聞かれれば何でも答えられるような人材になりたいです。
具体的な目標として、将来部署の課長を担えるような力を付けたいです。そのために、今後5~10年の間で大きな案件に取り組み、10~15年後には部下の育成に携わり、ゆくゆくはマネジメントの仕事も経験していきたいと考えています。

【座談会テーマ.05】

ちなみに、配属に関して心配していたことは?

zadankai_p2024_sm
S.M.さん:

私は配属先などに不安が特になかったタイプです。職場にクリエイティブの同期もいますし、東京本社も近く、プロフェッショナルの同期とも会う機会があります。会社には気さくな方が多いので、業務以外でもお話しする機会はあります。なので、変に身構えなくても大丈夫だと私の体感として思っています。

zadankai_p2024_kn
K.N.さん:

私は愛媛出身で愛媛配属なので、不安は一切なく、むしろ良かったです。愛媛で配属された同期と仲良くご飯に行くなど、楽しく過ごしています!

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

僕も愛媛出身なので、東京暮らしへの不安はありました。満員電車が気にはなっていましたね。東京本社の寮はE.Rさんたちの寮とはまた違いますが、千葉にあります。寮にいる社員の方とも結構関わりがありますよ。
ところで、工場ではeスポーツ大会などのレクリエーションがあるのが楽しそうで羨ましいですね。食べ物も美味しいですし。本社でも他部署の方と関わりが持てる機会はありますが、地方勤務を経験した方からは地方はアットホームな雰囲気だと聞きました。

zadankai_p2024_sm
S.M.さん:

工場はイベントが盛んだというのは聞きます。

zadankai_p2024_kn
K.N.さん:

eスポーツ大会は大江工場と千葉工場など、様々な工場で開催されているようですね。

zadankai_p2024_er
E.R.さん:

バレーボール大会などのスポーツ大会もありますよ。

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

それもいいですよね。千葉の生活はどうですか?

zadankai_p2024_er
E.R.さん:

千葉は思っていたよりも過ごしやすいです。ラーメン屋も多くて、同期と行きます。寮に住んでいる人が多いため、食堂で朝や夜に一緒に食べる際に顔を合わせて自然と雑談する機会も増えます。そういった部分でコミュニケーションの量が増え、絆が深まるのかなと思います。すごく楽しんで過ごせていますね。最初はどんな生活になるか心配したんですが、クリエイティブスタッフの同期と一緒に飲みに行ったり旅行に行ったり、かなり仲良くさせてもらっているので、寂しさは全くありません。

zadankai_p2024_ms
M.S.さん:

楽しそう(笑)。大分では、お昼休みにみんなでサッカーを結構すると聞きました。イベントをやるにしても、参加率が高いと聞きます。意外とクリエイティブスタッフの方との関わりもすごくあって、繋がりが強い気がします。

zadankai_p2024_er
E.R.さん:

今度、千葉工場の同期と大阪へ旅行します。大阪工場の同期とも食事をする予定です。色々な繋がりがあって良かったなと思っています。同期がたくさんいるおかげで、全国各地に知り合いの知り合いがいる感じで、心強いです。